寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
口黒/イシダイ
くちぐろ / イシダイ
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イシダイの旬はいつか?
たぶん晩秋から春にかけて、そして初夏までなのではないか、と思っている。
少々自信がないので、春夏秋冬食べてみるしかない。
今回のものは徳島中央市場で揚がったもの。
産地はもっとつきつめると阿南市あたりではないだろうか。
1キロ上、口の周辺が黒くなっている。
イシダイは小さいときは熱帯魚のようで黄金色。
だんだん身体が白くなり、そこに黒い横縞が走る。
やがて大きくなるに従い縞模様が消えて、口の周辺が黒くなる。
釣り師はイシダイの成魚を口黒という。
イシダイは小さくてもうまい。
もちろんある程度大きい方がよりうまいと思うが、大きすぎてもダメ。
もっともうまいのは1キロ〜2キロくらいではないだろうか。
そして師走徳島のイシダイはいかがなものか。
宅急便で届いたばかりの口黒(イシダイ)が『市場寿司 たか』にある。
「活けを締めてもらったヤツだよ」
「いい身してるよ、期待するね」
期待以上だった。
身が白濁しているのだけど、これは脂のせいらしい。
まったり甘みがあるけど、脂からくるものだろう。
磯臭さがまったくなく、上品な味なんだけど、磯魚らしいほどよい食感がある。
今回、『寿司図鑑』撮影に居合わせた方に、一緒に食べてもらったが、いかがだっただろう。
たかさんともども、師走のイシダイうまし、と意見が一致したのである。
寿司ネタ(made of)
イシダイ
Barred knifejaw
前世紀、東北各県では無効分散した幼魚がとれるだけで、成魚は・・・・
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