ヤイトの手こねずし
やいとのてこねずし / スマ
握り nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
1990年代に伊勢志摩を回ったことがある。がむしゃらに地域の人に郷土料理を聞いた中に、「すし(手こねずし)」がある。
南伊勢町から鳥羽に向かっていたときに会った老人は、昔、船の上で作っていたという。
作り方(1)は魚はカツオでもマグロでもなんでもいい。切身をしょうゆと砂糖でずけにする。炊いたご飯にづけのタレごとしゃもじで混ぜ込む。酢は使ったり、使わなかったりだったという。
鳥羽市で鳥羽市水産研究所の船を待つ間にあった、志摩市出身のオバチャンたち。
作り方(2)は、カツオの切身をしょうゆとたっぷりの砂糖に漬け込む。市販のすし酢、カツオを漬け込んだタレを混ぜたもので、すし飯を作り、上につけ込んだカツオを乗せる。
オバチャンのつれのオバチャンに聞いた作り方(3)は、魚はカツオがいいが他のものでも作る。オバチャンはマグロが好き。しょうゆと砂糖のタレに漬け込んでおく。市販のすし酢とづけのタレを合わせる。魚の切り身半分と一緒にしゃもじで混ぜる。後の半分は皿に盛った上に乗せる。
他の方にも聞いているが、最近我が家の「手こねずし」は(3)の砂糖を少なくしたもので、すし酢は自家製。少し柑橘酢を振る。
前日に残った刺身をづけにしておけば、10分もあれば出来る。
最近気になるのが、伊勢志摩の料理店で食べられる「手こねずし」のすし飯が白いことだ。これじゃー、ただの「づけちらし」だ。
寿司ネタ(made of)
スマ
Kawa kawa, Eastern little tuna, Little tunny, Wavyback skipjack, Mackerel-nuna 台湾/花煙(hua yen)、三點仔、巴鰹
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