寿司図鑑 1142貫目
うにおぼろの軍艦巻き
うにおぼろのぐんかんまき / エゾバフンウニ
握り nigiri軍艦巻 Gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
残ったウニの保存法にから煎りして、おぼろにするというのがあるという。
残り物を無駄にしないという利点もあるし、巻物、軍艦巻きにして水が出ないのもいい。しかも味が濃厚で、ウニの風味も増すのである。
市場に来ていた顔見知りのすし職人に教わったものだが、たかさんは知らないという。
たかさんは多摩地区のすし店で修業、流れ職人(店を転々と渡り歩くすし職人)などによく教わったというので、すしの技には詳しいのだが、これを知らなかったということは、あまり一般的ではない技なのかも。
仕込みは簡単、から鍋でウニをつぶしながら煎るだけ。
冷めてから軍艦巻きにする。
実に強烈なウニの風味、甘味もうま味も濃厚である。
すし飯との相性はウニが勝ち、やや悪い。
すしダネとしてうますぎるのをよしとするか、悪しとするか、難しいところだ。
異端の一かんである。
2013年04月25日
寿司ネタ(made of)
エゾバフンウニ
Short-spined sea urchin
東北以北、とくに北海道で漁獲されている。
また近年はロシア、中国などからの輸入も多い。
キタムラサキウニとともに国産ウニの大半を占め。
味の点からも最上級で、高級品である。・・・・
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