寿司図鑑 1145貫目
蒸しうに軍艦巻き
むしうにぐんかんまき / エゾバフンウニ


北海道で作られている「蒸しうに」はめったに入荷してこない。意外に人気がないようなのだ。ボクとしては生よりも、この「蒸しうに」の方が好き。第一、赤色が濃くなってキレイだ。
しかも不思議なことに「蒸しうに」は赤しか見ていない。なぜなんだろう。
これを築地場内で仕入れて、午前便にのせて八王子北野の『市場寿司』へ。
昼下がりに、これで一ぱい。
残りを軍艦巻きにする。
たかさんも初めての味で、口に含んでうなる。
「ああ、甘、うまいな」
「蒸しうに」のいいところは後味がいいところだろう。
軍艦巻きにしてうますぎるくらいなのだけど、口中から消えるとすーっと味も風味も消えてなくなる。
だからといって立て続けにつまむ、というわけにはいかない高価な一かんなのだ。
2012年07月06日
寿司ネタ(made of)
エゾバフンウニ
Short-spined sea urchin
チリ、カナダ、ロシア、中国、韓国など世界中から輸入されている。
もともとほとんどが北半球でとれるオオバフンウニ類であったが、近年チリウニが世界的な食用ウニの多くを占めている。
一般に生で食べられることが多く・・・・
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