寿司図鑑 1274貫目
サメガレイのあぶり
さめがれいのあぶり / サメガレイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
「脂がのっていて、適度に軟らかい、すしダネとして申し分がない」が、「もうひとつ曲がない」とすし職人は言う。「曲」とはバカガイ(青柳)の渋みであったり、マグロの酸味にあたる。
確かに「こはだ」のようにいくつつまんでも飽きない、という握りとしての実力に欠ける、というか味が単調なのだ。
たかさん(渡辺隆之)さんが切りつけてからあぶって出してくれる。目の前にきたときにはまだ温かい状態。舌にのせた途端、溶けて浮き上がってきた脂が当たって甘い。ネタが脆弱でほどよくすし飯と一緒に崩れる。
「なんだか実にストレートな美味しさだね」
「わかりやすいよね。子供受けしそう」
なんだかんだ言っても、うまいとしかいいようのない一かんなのであった。
2012年05月11日
寿司ネタ(made of)
サメガレイ
Roughscale sole
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