寿司図鑑 57貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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べら/キュウセン
べら / キュウセン
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
木の芽の頃に旬となるのがキュウセンである。関西では「ぎざみ」などといって刺身でも煮魚などでも食べられて、味のいいのが知られているのだが、関東ではトンと人気がない。どうもこの魚の色彩から、まずいだろと思いこんで仕舞っているらしい。こんなことからもわかるのだが関東人は「見た目の判断」がまずきてしまう。ここが手堅いというか閉鎖的というか、残念なことである。すとんきょうなものには慣れている『市場寿司 たか』のたかさんも、この見た目に「べらかい」なんて眉を寄せるのだ。それがおろしている内に「思ったよりもいいね」と変わり味見して「うまいじゃないかい」となる。脂がのっているのだろうか、甘みがあり、シコっとした食感のなかから旨味がジワリしみ出してくる。すし飯との相性もよく、見た目も上々。初夏から夏の握りとして爽やかな存在になりそうだ。
寿司ネタ(made of)
キュウセン
Multicolorfin rainbowfish, Wrasse
西日本、特に瀬戸内海周辺で人気があり、東日本ではほとん・・・・
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