寿司図鑑 585貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

烏鰈/カラスガレイ

からすがれい / カラスガレイ
烏鰈/カラスガレイ
握り

八王子綜合卸売協同組合『マルコウ水産』の前にいて、「今日もつまんねーな」なんて言っていたら、クマゴロウが、「これなあに?」と聞く。
 下氷のカサゴの下にあったのが、鮮魚のカラスガレイだ。
 かなり生きがいい。
 身が盛り上がるようだし、鰓もきれいだ。
「函館産なんだって、釣りらしいよ。でも安いの、キロ1000円だから一枚1200円から1300円かな」
 本日の市場は昨日の休漁のせいもあって、荷が少ない。
 しかたなく一枚ぶら下げて『市場寿司 たか』に走る。

 水曜日の市場は毎週のことだが閑散としている。
 たかさんもお客が少なく、暇を持てあましているようだ。

 こんなところにカラスガレイが来たので、たかさんハッスル。
 まずはおつまみで撮影。
 握りは縁側と背の部分。

 なんといっても縁側が素晴らしい。
「おれ、思うんだけど新聞なんかで“ヒラメの縁側の偽物”なんて言われているけど、実際に食べてみるとうまいよね。だから回転寿司の定番になったんだろ。けっきょくこういったものはうまけりゃいいんじゃない」
 たかさん、日頃、どうやって安いネタを、安くお客に提供しようか苦労している。
 それで正直こんな感想が漏れるようだ。
「このさ、甘味があって、トロっと口でとろけて、そこにプリっていう食感が楽しめる。いいじゃない」

 意外なたかさんの持ち上げ方に、少々カラスガレイの縁側の悪口をいいたくなる。
 例えば回転寿司で食べると生臭いのがある。
 カラスガレイの脂っこいのが生臭いとどうしようもない。

 でも、鮮度さえよければ「ほんまにうまい」。
 背の部分を普通に握りにして、こちらも思った以上によかった。

 カラスガレイの鮮度がいいのが見つかったら、いちど刺身で味わって欲しい。
 また『市場寿司 たか』では一かん、150円なりで食べることが出来る。
●注/『市場寿司 たか』でお好みで握りを注文すると原則的に一個100円もしくは150円。

寿司ネタ(made of)

カラスガレイ
Greenland halibut, Mock halibut, Bastard halibut, Black halibut

カラスガレイ
北洋で大量にとれ、戦前、戦後と安いカレイとして出回っていた。戦前などは脂が強いために安いカレイの代名詞だったが、脂嗜好の強い今もそれは変わらない。また形態、食味、値段がアブラガレイと似ているのでしばしば混同されている。
近年、国産は少なく、・・・・
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