寿司図鑑 1152貫目
ヒゲナガエビのあぶり
ひげながえびのあぶり / ヒゲナガエビ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
静岡県沼津市沼津魚市場の底曳き網の時期にだけ味わえるのが本エビ(ヒゲナガエビ)。深海性のエビなので鮮度落ちが早く産地以外ではなかなか味わえない。これを持ち帰って、翌日にはもう頭部が黒く変色してしまう。
それで持ち帰ったらとにもかくにも頭部を取り去り、保鮮紙にくるんで冷蔵庫へ。
翌日、開いて握ってからあぶる。
つけばで、たかさんがあぶってすぐ目の前に。まだ熱で反り返えりつつあるのを、瞬時に口に放り込むとまだ生温かく、口の中がエビの風味で満ちる。
そして甘いのだけど、エビの表面が少しだけほろほろして中は完全な生。この完全な生の部分にほんのりと甘味があるのだが、表面の甘味とは別種である。
すし職人のたかさんが手が空いている限り、握り続けて欲しい。そんな握りである。
絶品!
2012年10月12日
寿司ネタ(made of)
ヒゲナガエビ
Jack-knife shrimp
本種は国内では駿河・・・・
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