タチウオのあぶり
たちうおのあぶりたちうお / タチウオ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
タチウオは漢字で「太刀魚」で刀の刀身のような魚、英語で「Hairtail」なので尾が髪の毛のように細い魚という。
日本列島の亜熱帯域以外の沿岸に普通に見られている。漁獲量も多く、魚としての認知度も高い。
比較的庶民的な魚だが、1キロを超えると身が厚く、脂ものっているのでぐんと値がはね上がる。突如高級魚に変身してしまうのだ。この1キロ上は近年すしダネとしても人気を博している。
すし職人、渡辺隆之さんには年間何度も、季節を違えてこの大振りのものをつけてもらっている。そして一度もがっかりした憶えがない。実に甘味が強くて美味しい。
基本的なつけかたは「あぶり」である。皮目を一瞬あぶり、切りつけて握る。皮はあぶりすぎないのがコツである。
今回のものも同様に美味しい。前日に釣り人が相模湾で釣り上げたものなので鮮度もよくて、食感もいい。
「このサイズだとキロ(1キロあたり)3000円超えちゃうからね。なかなか仕入れられないよな」
「まあ、こんなにうまい握り、毎日食うのもバチアタリに思えるよね」
実に平凡に生きてきた還暦前後のオヤジふたりはうますぎて「バチアタリ」だ。なんてため息をつくのである。
2012年12月10日
寿司ネタ(made of)
タチウオ
英名/Largehead hairtail, Cutlassfish, Scabbardfish,Hairtail,Ribbonfish 갈치
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