寿司図鑑 1212貫目

タチウオのあぶり

たちうおのあぶりたちうお / タチウオ
タチウオのあぶり
握り

価格ランク

高級

 タチウオは漢字で「太刀魚」で刀の刀身のような魚、英語で「Hairtail」なので尾が髪の毛のように細い魚という。
 日本列島の亜熱帯域以外の沿岸に普通に見られている。漁獲量も多く、魚としての認知度も高い。
 比較的庶民的な魚だが、1キロを超えると身が厚く、脂ものっているのでぐんと値がはね上がる。突如高級魚に変身してしまうのだ。この1キロ上は近年すしダネとしても人気を博している。
 すし職人、渡辺隆之さんには年間何度も、季節を違えてこの大振りのものをつけてもらっている。そして一度もがっかりした憶えがない。実に甘味が強くて美味しい。
 基本的なつけかたは「あぶり」である。皮目を一瞬あぶり、切りつけて握る。皮はあぶりすぎないのがコツである。
 今回のものも同様に美味しい。前日に釣り人が相模湾で釣り上げたものなので鮮度もよくて、食感もいい。
「このサイズだとキロ(1キロあたり)3000円超えちゃうからね。なかなか仕入れられないよな」
「まあ、こんなにうまい握り、毎日食うのもバチアタリに思えるよね」
 実に平凡に生きてきた還暦前後のオヤジふたりはうますぎて「バチアタリ」だ。なんてため息をつくのである。
2012年12月10日

寿司ネタ(made of)

タチウオ
英名/Largehead hairtail,Cutlassfish, Scabbardfish,Hairtail,Ribbonfish

タチウオ
年間を通して味がよく、人気の高い魚。
スーパーでも切り身でパック詰めされて売られていて、塩焼きに、煮つけに、ムニエルにと一般家庭でもよく利用されている。
この人気からか東南アジアなどから近縁種を冷凍輸入している。・・・・
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