寿司図鑑 98貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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太刀魚/タチウオ
たちうお / タチウオ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
かれこれ30年近く昔のことだ。静岡県島田市の「かに柳」という店で初めてタチウオの刺身を食べた。まことに包丁のさえた造りが出てきて、最初はタチウオだとは思わないまま何気なく口に放り込んだときの感動的な旨さは今も忘れることができない。その刺身は皮がついて鮮度がいいのでギラギラ光って見える。静岡県ではなんといってもタチウオは皮付きに限るようで、「皮がない刺身はうまくないだら」と沼津魚市場で出会う人たちが口を揃えるのだ。関東の市場には皮付きで食べたいと思うようなのはめったにこない。それでもなんとか探し当てて『市場寿司 たか』に持ち込んだ。これが残念無念、あまりうまくないのだ。確かに皮下には脂があり、旨味もすべてここから湧いてくる。すし飯との相性もいいと、いくら思っても鮮度の悪さは皮すら固くまずくしてしまうようだ。ここで格言をひとつ。「タチウオの握りは皮付きで産地で食え」。
寿司ネタ(made of)
タチウオ
英名/Largehead hairtail, Cutlassfish, Scabbardfish,Hairtail,Ribbonfish 갈치
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