寿司図鑑 1211貫目
印籠ずし
いんろうずし / ケンサキイカ
握り nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
江戸前ずしには「握る」のではなく、「詰める」という仕事がある。特に、イカの胴にすし飯を詰めることを「印籠ずし」という。春の小振りのケンサキイカを見つけたので、『市場寿司』で煮イカにする。これを冷まして、胴の部分にすし飯を詰めて4等分して出来上がり。
「そーら印籠一ちょう」
いちばん前の部分(実はいちばん後ろの部分)を立てて置くのが江戸前ずしの流儀。色よし、姿よし、また甘辛く煮上がったイカの味よしの、三拍子そろった印籠である。
これが数秒で目の前から消えてしまうのに、はかなさすら感じる。そんな「印籠ずし」である。
2014年03月15日
寿司ネタ(made of)
ケンサキイカ
Swordtip squid
小型のメヒカリイカ型、中型で山陰に見られるブドウイカ型・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒