寿司図鑑 1277貫目
サザエのじかづけ
さざえのじかづけ / サザエ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
サザエの刺身ほど歩留まりの悪いものはない。都内のすし屋でもおつまみにはするが、めったにすしダネにはしない。すしダネとして多用するのは主に産地周辺くらいだと思う。
さてサザエをどう握るかは職人次第。基本形はあられに切り(適度に細かく切り)軍艦巻きにするのだと思う。これを無理にもじかづけしてもらった。
切りつけたネタが大きく、すし飯と馴染まないとすし職人は嫌うがこれはこれで実にうまい。巻き貝は食感がいいだけではなく、口の中で適度に溶けるのである。
当然、最初はすし飯に馴染まないものの、それほどサザエだけが口の中にとどまるということもない。
この当然とする磯の香り、貝らしい甘さなど実にうまい。
強い印象が残して口中から消える一かんである。
寿司ネタ(made of)
サザエ
Spiny top-shell
サザエは巻き貝の仲間でも漁獲量はもっとも多いもののひとつ。古くから塩漬け、すしなどになり、馴染み深い巻き貝の代表格。角(ツノ)のあるものと無いものがある。
季語は春で、観光地で焼きながら売・・・・
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