寿司図鑑 1292貫目
シイラの握り
しいらのにぎり / シイラ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
関東では安い魚の代表格。非常に大形なので扱える業者も決まってしまう。それで、余計に値が下がる。ただし食べてみると味が実にいい。このギャップが通にはたまらない、と思うがいかがだろう。
春から夏に産卵。いったん味が落ちるものの、秋になるとぐんと脂がのってうまくなる。それで「秋良し」という別名もある。この「秋良し」の6kgほどを市場で買い求めて『市場寿司』に持ち込む。
これを解体しながら、すし職人渡辺隆之さんは「包丁が重い、ということは脂があるってことかな」なんてつぶやいている。まずはきれっぱしをつまんで、「いいね」とひとこと。刺身になって出てきたものの味も上々である。二、三かんつけてもらうと、握りとしても実に味がいい。
なによりもいいのはうま味も甘味も豊かであること。しかも適度に軟らかいのですし飯との馴染みもいい。
「昔は(高級魚の)カンパチやヒラマサに化けたと言うがわかる気がするね」
2012年09月27日
寿司ネタ(made of)
シイラ
Common dolphinfish, Mahi-mahi, Dorado Fr/Coryphène commune, Sp/Lampuga 中国語/鬼頭刀魚、扁頭刀
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