寿司図鑑 1395貫目
ハガツオの握り
はがつおのにぎり / ハガツオ
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ハガツオは関東でなかなか手に入らない貴重な存在の魚だ。ときに入荷しても体色がにぶく、とても生食できるようなものではない。魚類中、もっとも味のいい魚だと思っているので、まことに残念でならない。
今回のものは三重県に行ったときに手に入れたもの。どうしても一日置いた形なので身色はにぶいが、脂がのっていて切りつけた身がほどよく軟らかい。この軟らかさがすしダネとしていいのだ。
これをつけてもらい口に放り込むやいなや表面の脂の甘味が感じられる。ねっとりと舌にからみつくようで、そこにうま味が強く感じられる。すし飯と合わさって、一体となって喉に消えていく。酸味はわずかだが、これがために後味が軽く感じられる。
まさに握りとしては主役級。これがあればマグロはいらない、そんな味である。
寿司ネタ(made of)
ハガツオ
英名/Striped bonito フランス語/Bonite oriental スペイン語/Bonito mono
多獲性魚類で・・・・
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