寿司図鑑 1400貫目
カワハギの握り肝のせ
かわはぎのにぎりきものせ / カワハギ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
秋の大振りのカワハギを握ったもの。肝は塩ゆでして乗せている。肝は不要との考え方もある。この時季の身は弾力がありほんのり甘く、うま味も豊かだ。そこに肝を乗せるとうるさいと感じる人もいる。肝は別に直握りがいいとも。
ただし、身のうまさに、肝の濃厚でいながら後味のいい味わいを足し算すると二倍以上にうまいと思う。豪華絢爛、マグロの大トロに負けない強い味わいになる。
「だからこれを嫌がるすし職人がいるのさ」
すし職人のたかさんが、修業先で出合った渡り職人の話をする。
「じゃあ、肝はどうするの?」
「肝ポンだね」
ゆでた肝をねぎと和え、ポン酢をかけておつまみにしたらしい。
「それもおつだけど。純粋に握りを考えると、こっちがいいな」
寿司ネタ(made of)
カワハギ
Threadsail filefish
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