寿司図鑑 1540貫目
ワッペンの肝のせ直あぶり
わっぺんのきものせじきあぶり / カワハギ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
9月、相模湾ではカワハギ釣りが本格化する。残暑厳しき折、ご近所の太公望にいただいたカワハギは、大小混じり、ベラもいてにぎやかだった。カワハギは大は刺身に、小はつけてもらう。
この片身一かんサイズを下ろさせると、たかさんがいかに優れたすし職人であるかがわかる。
ただし薄皮を引くのが大変。基本的に薄皮をそのままあぶってつける。これがやたらにうまい。肝は小さいが、握りにのせないという手はない。
「つけて肝をのせてあぶったらどうかな」
たかさんにお願いしてやってもらったら、決して美しくはないが、実に、実にうまい。
「めんどうだけど、うまいなー」
「たかさん、これ店の名物になるかも」
「このサイズでこの鮮度が揃えばね」
寿司ネタ(made of)
カワハギ
Threadsail filefish
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