寿司図鑑 1517貫目
金頭の焼霜肝のせ握り
かながしらのやけそうかんのせにぎり / カナガシラ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
カナガシラは国内では底曳き網でもとれ、比較的安い魚だと思う。鮮魚で入荷してもお買い時感がある。市場などのプロからすると平凡な魚と認識されている気がする。
ただし、食べたらすごいのである。しかも鮮度のいいものの刺身はびっくりするほどうまい。その上、肝が絶品である。
この宝物、肝を軽くゆでる。それにこちらも皮目をあぶってつけた握りにのせる。
すし職人のたかさん(渡辺隆之さん)が、
「落っこちる前にくいな」
そうのせた肝が不安定である。
丸ごと口の中に放り込むと、あぶった皮目の香りがよぎり、肝のうま味成分と脂からくる甘さが広がり、しして身自体の食感とうま味が広がり、すし飯と一緒になりまとまる。
「たかさん、こまる味だね」
「そう思ったからもう一かん」
寿司ネタ(made of)
カナガシラ
Searobin
東北などで「君魚(きみよ)」というのは、殿様などが食べる上等の魚という意味を持つ。生後100日に行われ・・・・
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