寿司図鑑 16貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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生しらす軍艦/ウルメイワシ
なましらすぐんかん/うるめいわし / ウルメイワシ
握り nigiri軍艦巻 Gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
2005年4月21日は沼津での春のしらす漁解禁日。朝、しらす漁が岸壁に着くたびに仲買人の群が右往左往する。今年初めてのしらす漁に皆興奮しているんだな、と思っていると、なにやら首をひねっている人が多い。しらすを手に受けて、「うるめだうるめ」と、どうもこれは落胆している模様。これを脇から手を出して少々いただき、うんがっと口の中に放り込む。するとプルンプツンという歯触りで後から苦みがくる。ちょっと旨味が足りないな、とは感じるが充分にうまいではないか? 当日のしらす漁はウルメイワシの稚魚が多く、ねらっているマイワシの稚魚は少なかった。値段もマイワシのしらすはウルメの3倍もする。このウルメのしらす、すぐに立ち寄った『たか嶋』で食べられた。職人さんネタを嗅いでるのであるが、これはアユの稚魚が混ざっていないかの確認。アユの稚魚はあまりうまくないらしい。マイワシと比べると旨味に欠けるもののウルメも食感がよくて面白い。軍艦としても味わいはそんじょそこらの白身より断然うまい。
寿司ネタ(made of)
ウルメイワシ
Round herring, Japanese sardine
ちなみに国内で単に「イワシ」と呼ばれるものはマイワシ、カタクチイワシ、本種の3種である。これをイワシ3種と考えている。
鮮魚でも流通するが、小売店では丸干しとして見る・・・・
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