寿司図鑑 243貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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ウルメイワシ
うるめいわし / ウルメイワシ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
漁港で魚を見ていると、これだと思う魚がある。当日11月18日の真鶴の水揚げではマダイでもアマダイでもなく、本来は地味なはずのウルメイワシだった。これが透明感のある体表、その内側から銀色に輝いているのだけれど身が丸く膨らんで「この場で手割きにして食べてしまいたい」と思ってしまうような代物。これが実を言うと『栄寿司』では真っ先に握られたもの。形のいいのを一匹そのまま2枚づけになって、口に放り込んで驚いた。噛むと強力に弾き返してくるのだ。中央市場を通って来たウルメでは絶対に感じられない弾力、そして食感。それが遅れて微かな酸味を伴った旨味を送り込んでくれるのだ。「これはここまで来ないと味わえないものだ」と感動がこみ上げてくる。また改めて産地の寿司の真味を知ることになった。
寿司ネタ(made of)
ウルメイワシ
Round herring, Japanese sardine
ちなみに国内で単に「イワシ」と呼ばれるものはマイワシ、カタクチイワシ、本種の3種である。これをイワシ3種と考えている。
鮮魚でも流通するが、小売店では丸干しとして見る・・・・
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