寿司図鑑 102貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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ケムシカジカ
けむしかじか / ケムシカジカ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
「顔は悪いが??」なんて浪曲めいているが、ケムシカジカは不細工だけど味がいい。
北海道では地名からとって「当別杜父魚(とうべつかじか)」などと呼ばれて、もちろん一部の人にだが愛されている。
この魚、生まれついての醜さから福島県では見にくい女性の象徴である「山の神」なんて呼ばれいる。
この謂われは民俗学の本にゆずるとして、なにしろ顔が恐い。迫力があり、炎を吐くゴジラを思わせる。
これが鮮度さえよければまことにうまい。またちょっと旅をしてきても肝を入れた汁のなんと奥深い味わい。たまりませんな! なんて紙くず拾いの放蕩息子のごとくあるよりも、目の前のケムシカジカを『市場寿司 たか』に持ち馳せ参じまする。怖々おろしていただき、すぐに握りに。鮮度はイマイチ、だめもとと思っていましたらうまい。白身ながら味わいがある。身に旨味があるんですね。肝を乗せるともっとうまい。しかもキロあたり800円なりで1匹600円弱。これが活けならなんとしましょうぞ! 後は後日。
寿司ネタ(made of)
ケムシカジカ
英名/Sculpin,Shaggy sea raven
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