寿司図鑑 1389貫目
焼きはも握り
やきはもにぎり / ハモ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
愛媛県宇和島市の薬師神さん(『薬師神かまぼこ』)は練り製品だけではなく、料理名人でもある。これは過去に料理店を営んでいたせいもあるが、天賦の才能がありそうである。
ときどきおいしいものを頂くのが、この「焼きはも」のそのひとつ。これを東京八王子の『市場寿司 たか』でつけてもらった。
「少し味が強そうだね」
「すし飯と合わせると浮いてしまうということ」
「そうだね。ただ骨切りがうまいね。口に入れると崩れるよ」
何の造作もなく、握りの大きさに切り、軽くあぶりつけてくれる。
味が強すぎるかも、というがそんなことはない。見た目は濃い味に思えるが、適度に甘く、適度にしょうゆのうま味が感じられる。焼いた香ばしさが感じられ、口にいれてほろっと崩れるのも好ましい。何よりもすし飯との馴染みがいい。
「たかさん、うまいじゃない」
「うまいね。間違いなくうまい」
結局、送って頂いた大方をつけて食べてしまった。
寿司ネタ(made of)
ハモ
Daggertooth pike conger
古くはハモを好んで食べるのは関西であった。産地でもある大阪では庶民の味でもあり、スーパーなどにも普通に並んで・・・・
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