寿司図鑑 793貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

鱧/ハモ

はも / ハモ
鱧/ハモ
握り

ハモは関東では特種な食材だが、西日本に来ると、それほどでもない。
 すしネタとしてもたびたび出合う。
 ハモの産地である、山口県のすし屋でちゃんと出てくるのが、なんとなくうれしいところ。
 県水産課などでも、ハモの販売促進に取り組んでいる。
 山口は「ハモを売らないといけない県」なのだ。

 すしの重さが20グラムほどなのだから、ちょこんとして、小さい。
 上にのるのは梅肉と、青じそだろう。
 この店の特徴が胡麻をパラリと落とすことらしい。
 梅肉、青味はいいにしても、胡麻の意味合いはよくわからない。
 骨切りして、牡丹の花びらが開いた模様がなかなかよろしいな。
 口に入れるとフォワっとほどけるようで、骨切りもよくできている。
 ハモにも脂がのっていて、すしとしての完成度が高い。

 ただ、この大きさでは、あと二かんほど食べたいものだと、もの足りぬ思いがつのる。

なかたに 山口県山口市下竪小路76

寿司ネタ(made of)

ハモ
Daggertooth pike conger

ハモ
紀伊水道、瀬戸内海、九州などが名産地。盛んに釣り漁、底曳き網漁が行われている。鮮魚だけではなく高級な練り製品の原材料にも使われる。
古くはハモを好んで食べるのは関西であった。産地でもある大阪では庶民の味でもあり、スーパーなどにも普通に並んで・・・・
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