寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
冬の青鰺/マルアジ
ふゆのあおあじ / マルアジ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
寒くなると脂がのってくるものは多い。
例えばムロアジ類。
クサヤムロ、ムロアジ、オアカムロにマルアジ。
なかでもマルアジの入荷が目立っている。
値段はマアジの三割安。
大きさのことを考えると半値かもしれない。
八王子総合卸売センター『総市』ミノルちゃんに目の前のマルアジの値段を聞くと、キロあたり500円だという。
1本200グラムほどもあるのだけど100円玉一個で買えてしまう。
これを『市場寿司 たか』に持ち込んでみる。
すぐに卸しにかかり、皮を剥き取る。
「これ触ってみな」
たかさんが銀皮を指でなぞる。
真似してやってみると指が滑らない。
ざらざらでもないし、ぬめっとして重い指触りだ。
「脂がのっているね」
「これどこで買った」
「ミノルちゃんのところさ」
「今日のマアジよりいいかもね」
出来上がった握りも見事というしかない。
ムロアジ属だからどうしても血合いが大きいのだけど、身が真っ白できれいだ。
味の方は見た目以上にいい。
濃厚な旨味があって、甘みは脂から来るもの。
「寒の時期の背の青い魚ってのはいいんだねー」
「そうだね」
ここ数日、車が凍結しなくなった。
それでも寒さは厳しく、外に出ると思わず襟をかき合わせてしまうのだ。
寿司ネタ(made of)
マルアジ
Japanese scad
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