寿司図鑑 113貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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春日子生握り
かすごなまにぎり / マダイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
ネタケースに春日子(マダイの若魚)の皮を引いたものが並んでいる。
春日子(かすご)はきちんと仕事をするものだと思っていた。
ところが、たかさんが不思議なことを言うではないか。
「これの生ってのが昔から出る(売れる)んだよね。むしろ客はしめたのよりも好きって言う人の方が多いからね」
とりあえず2かんつけてもらったら、意外にもおいしいのだ。
鯛(マダイ)といっても幼魚なので脂はないものの、やや柔らかめの身がすし飯にすんなり馴染んで、口中から一体化して喉に消えていく。
小さいとは言え、そこそこ味があり、それが舌に微かに余韻として残っている。
「こんな軽いネタがあってもいいんだね」
「あのね。これだけってことじゃないんだよね。いくつかつまむ中にはこんなものが必要ってことだね」
念のために中トロをつまんで、春日子生をつまむ。確かにこの強弱がいい。
「恐れ入りました」
2005/01/17
寿司ネタ(made of)
マダイ
Red sea-bream
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