寿司図鑑 815貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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汐っ子/カンパチ
しょっこ / カンパチ
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汐っ子とはカンパチの若魚のことだ。
市場では20センチくらいから40センチほどをこう呼ぶ。
関東では秋を感じる魚で、外房、相模湾、駿河湾に群れが入り込んでくる。
ちなみに9月は陸上では秋の気配ただよう季節だが、海の中はもっとも水温の高いときだ。
汐っ子は熱い黒潮の申し子ともいえそうだ。
カンパチはアジ科ブリ属。
ブリ属3種、ブリ、ヒラマサ、カンパチは食用魚としてなじみ深いもの。
ブリなどは小さいとうまくないけれど、なぜかカンパチだけは小さくてもうまい。
だから汐っ子が秋の風物詩となる。
汐っ子をたかさんに手渡すと、「秋だね」なんてね。
毎年同じことをやっている。
これがいいのだ。
後は無言で、いつの間にか二かん。
一年ぶりに食べる、秋の汐っ子がうまい。
今回のものは、体長20センチ上。
産地不明は残念ながら勝手に千葉産に違いないと思い込む。
小さいのに旨味が豊で、ちゃんと脂がのっている。
「今年は夏が楽だったね」
「まだこれからだよ。いつもそうだろ」
本当に今年の夏は過ごしやすかった。
でも残暑がきびしい、可能性もある。
寿司ネタ(made of)
カンパチ
Greater amberjack, 杜氏鰤, 紅甘
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