寿司図鑑 886貫目
カンパチ汐っ子背の握り
かんぱちしょっこせのにぎり / カンパチ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
1キロ弱の若魚のこと。秋の潮とともに回遊してくるからこの名があると思われる。
関東では、大型は伊豆諸島などに多く、東京湾内房、近海の外房、相模湾などには汐っ子が多い。
汐っ子は正真正銘の江戸前といってもいいだろう。
盛夏からとれはじめ、活魚、活け締めなどが市場で目につくようになると、秋だなと感じさせてくれるものでもある。
活け締め(即死させて送られて来たもの)もいいが、なんといっても活魚(その日に即死させたもの)がいい。
ここでは「汐っこ」の背の部分を握りに。
シコッとした食感が舌に心地よく、うま味と甘みがほどよい。
すし飯と合わさって、後味がいい。
すがすがしい秋にふさわしい一かんである。
寿司ネタ(made of)
カンパチ
Greater amberjack, 杜氏鰤, 紅甘
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