寿司図鑑 1177貫目
瓜坊の握り
うりぼうのにぎり / イサキ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
五月の連休明けに小田原産の瓜坊(うりぼう イサキの幼魚)が並んでいた。体側に縦縞がくっきりと走っているので、和歌山県ではこれを「しまいさぎ」と呼ぶらしい。
大きさは手のひらにのせるとすっぽりと尾鰭も頭も納まるサイズ。片身づけにできる、すし職人好みの大きさである、市場の青いビニールに1キロほども詰め込んでたかさんに渡したら、お昼においでという。出直すと、ネタケースにはあと数枚しか残っていない。
「常連さんに出したらうまいうまいってさ、あらかた食っていっちまったよ」
下駄にのせて出てきたものを見ると、小さいのに脂があるのか前の方が白濁している。
口に入れると軟らかく、わずかにとろけ感がある。甘い。磯魚らしい上品すぎない、うま味もあって、これもいい。
山口県産レモンを振り食べてみたら、これも実にうまい。
今度は2キロくらい持ってこよう、そう思わせる一かんである。
2012年05月07日
寿司ネタ(made of)
イサキ
Chicken grunt 三線磯鱸、三線雞魚、黃雞仔、雞仔魚、番仔加誌、黃公仔魚、黃雞魚、三爪仔、雞魚(澎湖諸島)、青筆
漁獲量の多・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒