寿司図鑑 42貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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えぼだい/イボダイ
えぼだい / イボダイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
初夏を思わせる陽気が続いている。こんなときに食べたくなるのがイボダイである。このイボダイを「えぼだい」というのは東京周辺では「い」が「え」と発音されるためであるようだ。すなわち「疣」が「えぼ」。鰓ぶたの上の方に黒い斑紋があってこれをできものと見たもの。関東では三浦半島の先端の松輪、久里浜、下浦などからのものが上物とされ、えらく値が張る。値が張るけれど鮮度も脂ののりも抜群で市場の仲買の前でピカピカ光っているのを見ると財布の底をはたいてでも食べたくなる。今回のイボダイは当然、出始めの松輪のもの。塩焼きや煮つけが一般的なイボダイだが上物である、当然のごとく寿司にしてみる。「いちばんうまい食べ方は焼くかな」とはたかさん。脂がのっている、微かに甘みもある、味はほどほどに良くてすし飯との相性も決して悪くはないが……。イボダイの生はやはり「初物に心動かせて」食べるものかな。
寿司ネタ(made of)
イボダイ
Pacific rudderfish, Butterfish
古くは庶民的な魚で一般家庭の食卓にも気軽に上ったものだが、近年漁獲量が落ちてきているので高値安定しており、スーパーなどで見かける・・・・
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