寿司図鑑 889貫目
メバチマグロの砂ずり
めばちまぐろのすなずり / メバチマグロ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
旬の入り口、初秋の生メバチマグロの砂ずりである。
マグロは縦4等分に切り、これを基本的に「上」、「中」、「下」と横3等分する。
ここから冊取りの長さにまた横に切り、縦方向に冊取りをする。
その冊にならない腹鰭の後ろの部分を砂ずりという。
昔はメバチマグロからは「大トロ」がとれないとされていた。
それが近年、脂の強い腹身や砂ずりを「大トロ」というようになってきている。
個人的には腹身はともかく砂ずりを「大トロ」はないだろうと考えている。
さて、砂ずりはまことに味がいい。
やや食感が強く、噛みしめると細かな筋から脂の甘みが飛び出してくる。
味は濃厚で、ここにすし飯の酸味が加わると、まことに調和のとれた味になる。
すし屋のネタケースにあったら必ずお願いする一かんなのである。
寿司ネタ(made of)
メバチマグロ
Bigeye tuna
基本的に中トロはとれるが大トロの部分はないとされているが、近年本種でも「大トロ」の表記・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒