寿司図鑑 1375貫目
スルメイカの握り
するめいかのにぎり / スルメイカ
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スルメイカは安くて、しかも新鮮なものを手に入れやすい。また北海道、日本海、太平洋と産卵期の違う群れがあるので、年間を通して味が安定しているのもいい。
呈味成分はアオリイカなどと比べると劣るとされているが、あえて比べなければ実にうまい。
すし職人の渡辺隆之さん曰く、
「問題は単に切りつけるとすし飯との馴染みが悪い。あとはすし飯の白にネタの白で“色気”がないことだね」
皮をむいてまずは1かん分に切りつける。縦に切れ目を入れて網代というよりも、女学生の三つ編みのごとく結んでつけてくれた。
これが絶品である。ケンサキイカのようなねっとりとした甘味があるわけでもないし、ヤリイカのような食感のよさもないが、平凡でありながらよくできた味である。
そのまましょうゆをちょんとつけて食べ、煮きりをぬってもらって食べる。
素直な気持ち、毎日食べるなら、これでいいのだ。
寿司ネタ(made of)
スルメイカ
Japanese flying squid
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