寿司図鑑 82貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

スルメイカ

するめいか / スルメイカ
スルメイカ
握り

晩秋から冬にかけてがスルメイカの少ない時期。それが春になって市場で見かけるのが「ばらいか」と呼ぶスルメイカこ子供たち。それが初夏には紀伊半島や外房から小振りな活けスルメイカがやってくる。これは船上で釣り上げたばかりのスルメイカを氷水でしめて翌日には市場に送り出したもの。ほとんど年間を通して入荷してくるスルメイカも初夏のこの時期からが本番である。この活けスルを熱心に選り分けている寿司屋さんがいる。近寄っていくと八王子横川町の鮨忠さん。「この大きさのスルメがいちばんいいな」と言いながら2?3本取り分けるのをみて、今日は活けスルメイカを握ってもらうことにする。持ち込んだ『市場寿司 たか』でも「あんまり大きなスルメはだめだね」と小振りのスルメを見て早速握ってくれる。エンペラと胴の2かんが並んで、すし飯にのせて不安定なエンペラからいく。さすがに活けであるシコっとした食感に噛むとじわりと旨味が出てくる。ただ残念なことに硬さからすし飯と調和していない。そして胴であるがこちらは言うことなし。甘みもあってすし飯とのバランスもいい。初夏らしい味かな。

寿司ネタ(made of)

スルメイカ
Japanese flying squid

スルメイカ
日本列島を取り巻くように群れを作って回遊している。日本各地で「マイカ(真イカ)」と呼ばれているのは水揚げ量が多く、もっとも一般的だからだ。乾物として、干ものとして、生鮮品として日常的なものだし、非常に重要なものだ。これが2020年前後から不・・・・
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