寿司図鑑 570貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

麦いか/スルメイカ

むぎいか / スルメイカ
麦いか/スルメイカ
握り

相模湾など関東では当歳のスルメイカのことを「麦いか」という。
七月になって関東の麦は収穫が終わってしまっていても、日本全国から小振りのスルメイカが入荷してくるわけで、江戸前の寿司職人は「小振りのスルメイカ」=「麦いか」として種ケースに入れているのだ。

しとしとと降っていた雨が、急に大雨になり、八王子総合卸売センターの棟から棟へ渡る青天井の二メートルほどでびしょ濡れになってしまう。飛び込んだ『市場寿司 たか』で仕込みの最中だったのが、「麦いか」だった。
「これ食べてみな」
いきなりゲタに「麦いか」がいっかん。
「ほいよ」と口に放り込んだら、控えめながら甘味が舌に感じられ、思った以上に味わい深い。
「いいねー」
「いいだろ」
「煮いかにしようかと思ったんだけど、穴子とケンカするネタだろ。生ではどうかなと食べたら、これはこれでうまいんだよ」
「たかさん、ついでに煮いかも作ってよ」
「だめだな、忠さんとこに行きな」
八王子横川町『鮓忠』は煮いか作りが抜群に上手なのだ。
この柔らかな「麦いか」をあと2~3かん。
そろそろ新子の季節かなと表を見ると、以前驟雨沛然たる。

寿司ネタ(made of)

スルメイカ
英名/Japanese common squid

スルメイカ
日本列島を取り巻くように群れを作って回遊している。
その群れに三群あって、産卵期が少しずつずれているために、年間を通して市場にみられ、年間をとおしておいしいものが手に入る。日本の総水揚げ量の半分を占めていたこともあり、重要な水産物でもある。・・・・
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