寿司図鑑 131貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

新子

しんこ / コノシロ
新子
握り

価格ランク

高級

 八朔の日、何気なく『市場寿司 たか』をのぞくと、それがあった。見るだけは残酷なので、当然できあがったばかりをいただく。これこそ東京に暮らしていてよかったと思う一瞬。江戸前握りの至味ここにありてなもんだ。
 この新子、7月の声を聞くとすぐに市場で「今日はいくらだった」なんて話を聞くようになり、その値段が「3万らしいよ(キロあたりではなく1袋)」というのも当たり前。
 それが2万、1万と下げてきて8月には2千円、3千円と落ち着いてくる。
 小さいほど高いという不思議な代物なので1匹3グラムほどから5グラムあたりがいい。これを一つずつ開いて造るにはカミソリを使うとも聞くがとにかく大変な手間を要す。それほど柔らかく繊細なのだ。
 これに軽く塩をして酢で洗う。1匹で1かんは無理なので今回は2枚づけ。これを口に入れると新子の身はトロっと消えてくれて、思った以上に脂というか旨味がある。そこにすし飯がきて、すかっと喉に消えて、「ああ新子恐い」と思うのだ。

寿司ネタ(made of)

コノシロ
Dotted gizzard shad

コノシロ
日本各地の浅い内湾、汽水域に群れを作る。
本種の若魚「こはだ」は東京では江戸時代以来、江戸前を代表する「光りもの」である。本来は江戸時代、握りずしの種を色合いと、酢でしめるという仕事をほどこす魚という意味合いから生まれた言葉だが、本種こそ光・・・・
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