寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
初サンマ握り
はつさんまにぎり / サンマ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
6月(2005年)に梅雨入りして市場は夏枯れ状態に陥る。寿司屋も居酒屋も売りものに苦労するし、市場でも売れ行きが悪いのでやきもきする。
それが7月初旬にサンマが解禁となるやっと息を吹き返す。解禁日のサンマは1尾1600円とか2000円を超えたとか、こんな話題が市場を活気づけるのだ。ところが、200年の解禁日7月9日、これが市場で売られたのが11日となった。
さー、市場はサンマで湧いていることだろうと場内に入ると今年はなんだか変だ。だいたい寿司屋が平気で2本3本と袋に入れている。
なんと1本が400円で売られている。しかも脇を見ると小振りのは200円だ。
安いのはいいことだと興奮気味に聞くと、仲卸主人曰く、「まあ大漁なんでしょうね」なんて白けているから不思議な光景。要するにあまり安くても景気が悪いのだろう。
これを見ても一向に動じない、冷静すぎるベテランすし職人曰く、
「まだ硬いだけで味がないんだよ」
とそっぽ向いているではないか。
これを『市場寿司 たか』に持ち込んで2かん。「今年のサンマは悪かないな」と一切れ口に放り込んだ、たかさんを受けて、すぐに口に1かん放り込む。
思ったよりも脂がある。当然口の中でとろけるほどではないが、魚が作り出す旨さがあるのでうまいのではないだろうか。すなわち今年のサンマは初手からいいや!
寿司ネタ(made of)
サンマ
Pacific saury
サンマは北太平洋に広く分布。・・・・
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