寿司図鑑 1226貫目
こけら寿司
こけらずし / ゴマサバ & マサバ
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「こけら寿司(野根町押野で「押しずし」)」は高知県安芸郡野根町(現東洋町)で祝い事や祭などに作られてきた押しずし。高知ならではの皿鉢料理にも盛られて、華やかさを演出する。
特筆すべき点は焼きサバ(ゴマサバ)と柚酢を使うこと。焼きサバをほぐして柚酢と合わせてすし酢(酢にごし)を作り、すし飯を作る。焼きサバのうま味と柚の爽やかさがすし飯に生きている。
すし飯を押しずしの木枠に敷き詰め、煮た干ししいたけ、ニンジン、薄焼き卵、ごぼうなどをのせる。これを6段重ねて1時間押しをかけて寿司を切る。
見た目にも華やかな押しずしの完成である。高知県は日本屈指の「すし」の多種多彩なところであるが、なかでも東洋町野根の「こけら寿司」は傑出しているのでは、と思える。実にうまい! 1人前が少なすぎる。最低でも1人2人前は買うといい。
『野根キッチン』は高知県東洋町野根に古くから作られている「こけら寿司」を残すために主婦などが集まって運営している。毎週土曜日に「こけら寿司」を作り、道の駅などで販売している。
野根キッチン 高知県安芸郡東洋町野根
2015年05月10日
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