寿司図鑑 1533貫目

ちらし寿司

ちらしずし / ゴマサバ & マサバ & ヒジキ
ちらし寿司
郷土ずし Kyoudozushi

価格ランク

並

 高知県の海辺の町では、一見精進に見えて魚が重要な役割を果たしていることがある。それが「酢にごし」だ。高知県東部、東洋町野根の「ちらし寿司」は具はヒジキ、干しシイタケ、にんじん、こんにゃく、卵焼きだが、ようく見ると焼いた魚の破片がある。

 柚子の酢に砂糖と塩で味つけして、焼いたサバをほぐして混ぜる。澄んでいた合わせ酢が焼いたサバで濁るので、「酢濁し」なのだ。
 こうすると味わいが深くなり、精進だけではでない酢飯となる。

寿司ネタ(made of)

マサバ
Chub mackerel

マサバ
北半球太平洋に広く分布している。鮮魚としてだけではなく加工品としても重要な産業種だ。国内などでは山間部などでの重要なたんぱく源、ごちそうとなっていた。
古く都市部では大衆魚、下魚などとされ、安くてうまい魚の代名詞だった。鮮魚としても加工品と・・・・
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寿司ネタ(made of)

ヒジキ
ハングル/톧(tot)

ヒジキ
古くから国内、朝鮮半島などで食用になっていたもので、日本各地の磯に普通に見られる。貧しい家庭では糧飯(米を節約するために混ぜる)に炊かれるものでもあったり、救荒食になったりもしていた。
国内で生産される海藻類ではワカメとともにもっとも多いも・・・・
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寿司ネタ(made of)

ゴマサバ
英名/blue mackerel  台湾/花腹鯖、芝麻鯖 中国/澳洲鯖

ゴマサバ
太平洋温帯域北海道から南半球オーストラリアまでの広い海域で見られる。温帯域だけではなく熱帯域でも重要な食用魚だ。国内では徐々に北上しており、東北などでも水揚げが増えている。
鮮魚としてより加工品原料としても重要なもの。節、干もの、総菜などに・・・・
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